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映画 犯人に告ぐ の試写会に行ってきました。

2004年の週刊文春ミステリーベストテン第一位に輝いた雫井脩介さんの大ヒット警察小説が原作です。
原作小説が非常に面白かっただけに期待して見ましたが、原作の世界観を壊すことなく映画化されており、十分楽しめました。

主演の豊川悦司さんが、原作の巻島よりも結構若いので、家族構成の設定が変更されてましたが、それほど気になりませんでした。

豊川さんの巻島は、彼らしい意志の強さや、決めのセリフのかっこよさも良く出ていて、しびれさせてくれる迫力がありました。

脇を固める俳優陣も、石橋凌さんや松田美由紀さんをはじめ、皆さんしっかりした演技で映画全体が引き締まっていましたが、ただ1人、難点があるとすれば、巻島の子供役の少年が、ビックリするぐらい大根で、完全にセリフ棒読み。これだけはちょっと残念でした;;

それから、原作を読んでいる立場からすると、津田長がらみのエピソードは、もう少し映画でも時間を割いてよかったと思うのですが、どうでしょう。
結構彼のからんだシーン、好きな場面が多かったので。

全体的に、刑事物サスペンス映画として、楽しめる良作だと思います。

ちなみに、映画だけ見て原作を読んでいない人は、ぜひ原作の小説を読んでください。
主役巻島だけではなく、津田長にしびれます^^

映画 65点
原作小説 80点

あらすじ
 川崎で起きた連続児童殺害事件で“BADMAN”と名乗りテレビに脅迫状を送りつけた犯人が、3件目の犯行後、こつ然と姿を消してしまう。捜査に行き詰った警察は捜査責任者の巻島(豊川悦司)をテレビに出演させ、犯人に直接語りかける“劇場型捜査”を決断するが、犯人を挑発する巻島の発言に報道は加熱し、日本中が混乱に陥る。

原作の小説はこちら
犯人に告ぐ 上 (1) (双葉文庫 し 29-1)犯人に告ぐ 上 (1) (双葉文庫 し 29-1)
雫井 脩介


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映画「犯人に告ぐ」
コメント
この記事へのコメント
犯人に告ぐ
初めまして^^。
 原作本が良いですね。最近の日本映画、原作を活かし切れない作品が多いですが、今回は割と「骨太」な作品に為っていて感心しました^^。
2007/09/26(水) 00:38 | URL | ご飯マン #-[ 編集]
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